車に乗ってエンジンをかけたとき、
ふとメーターを見てみると
「こんなランプ付いてたっけ?」
ということはありませんか?
これは警告灯と呼ばれるもので、
自動車の異常を知らせてくれる役割があります。
今回は、警告灯の種類やそれぞれの意味についてご紹介させていただきます。
Contents
警告灯って何?
警告灯とは、メーターパネルにあり
車の各部の異常などを運転手に知らせるためものです。
警告灯の種類や色などは国際規格(ISO)で定められていて
外国車も国産車も共通です。
イグニッションオン(エンジンをかける前)の状態で全てのランプが点灯し
エンジンをかけると全てが消灯するのが正常です。
色による違い
赤色の警告灯は、「危険」
すぐに運転をやめなければならない。
黄色の警告灯は、「注意」
異常はあるものの走行は可能な状態。
赤色の警告灯が点灯した場合は、すぐに停車して
レッカーなどで修理店に持ち込みましょう。
黄色の警告灯の場合は、走行可能ですが
放置しているのは、もちろん危険なので
早めに修理店に相談してください。
警告灯の種類とそれぞれの意味
警告灯が点灯しても、それぞれの意味がわかっていなければ
正しい対応ができないので、警告灯の種類、意味をご紹介させていただきます。
燃料警告灯
知らない人は少ないとは思いますが、一応。
ガソリン燃料が約5ℓを下回ると点灯します。
(車種により異なりますが点灯してから
大体50km以上走行ができるようになってるはずです。)
一番よく見る警告灯かもしれませんね。
車種によってはこのマークの付近に丸いランプがあるだけの場合もあります。
エンジン警告灯
エンジン制御系のトラブルやエンジンそのもののトラブルが考えられます。
黄色の警告灯なので走行は可能ではありますが
出来る限り走行は控えて、早めに修理店に相談しましょう。
私はこの警告灯を無視して走行し続けて
イグニッションコイルが逝ってしまわれました…。
ABS警告灯(アンチロックブレーキシステム)
通常はABSが作動しているときに点灯しますが
作動していないときに点灯する場合は
ABSに何らかの異常がある場合があります。
危険な場面で急ブレーキしたときにABSが故障していると
回避できるはずの事故が回避できなくなります。
早めに修理店に相談しましょう。
ブレーキ警告灯
パーキングブレーキ、サイドブレーキを使用しているときに点灯します。
解除しているときに点灯している場合は
ブレーキフルードの不足や油圧異常、倍力装置の異常、
EBD(電子制御制動力配分システム)の異常が考えられます。
ABS警告灯と同時点灯の場合はABSの故障の可能性が非常に高いです。
ブレーキが故障すれば命に関わる大事故につながりますので
速やかに停車して修理店に連絡しましょう。
充電警告灯
バッテリーの異常やベルト、オルタネーターなどの充電系の異常時に点灯します。
充電系が故障してバッテリー電圧が低下すると
走行中でも車が急停止する可能性があります。
速やかに停車して修理店に連絡しましょう。
エアバッグ警告灯
エアバッグシステムの異常時に点灯します。
このマークの他に、「AIR BAG」と英字表記されているランプもあります。
高速走行時の事故でエアバッグが作動しないと
命に関わる大事故となってしまいます。
速やかに修理店に連絡しましょう。
油圧警告灯
エンジンオイルの圧力が不足している場合に点灯します。
エンジンオイルの量が不足している場合、
エンジンオイルを補填するだけで済みますが
量が十分にも関わらず点灯している場合は
エンジンの故障が考えられます。
速やかに修理店へ連絡しましょう。
排気温警告灯
触媒装置のオーバーヒート時に点灯します。
車体の下を覗いて、排気系付近に可燃性のものなどが
張り付いていないかを確認しましょう。
AT警告灯
ATフルードのオーバーヒート時に点灯します。
速やかに停車してボンネットを開けたまま
警告灯が消えるまで冷却してください。
冷却系の異常などの可能性が高いため
早めに修理店に相談しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
警告灯は、大切な愛車からのメッセージです。
見逃してしまわないように、しっかりと意味を覚えておきましょう。
突然の警告灯に焦ることなく、冷静に正しい判断をすることが大切です。
少しでも参考になりましたら幸いです。
最後までご覧頂きましてありがとうございます<(_ _*)>
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