山道を走っていると「落石注意」のマークが描かれた黄色い標識を見たことがあると思います。
「石なんか落ちてきたら、気をつけても避けようがないだろうΣ(゚д゚lll)」
と思っている方も多いかと思います。
もちろん、私はそう思っていたので調べてみました|д゚)
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「落石注意」の意味
道路標識の「落石注意」の落石とは、「落ちてくる石」ではなく、「落ちている石」のことで
「道路に落石が転がっているかもしれませんので注意して通行してください」という意味です。
という情報がネット上でよく見られますが
国土交通省のWebサイトの道路標識のページにはこのように記載されています。
この先に路側より落石のおそれがあるため車両の運転上注意が必要であることを指します。
なお、「落ちてくる石(岩)」もしくは「道路に落ちている石(岩)」の一方のみに対して
注意が必要であるということではありません。
国土交通省「警戒標識」より引用
つまり、「落ちてくる石」「落ちている石」両方ともに対する注意が必要ということです。
落石注意の標識のある道路では、スピードを抑えて「路面に石が落ちていないか」注意しながら走行しましょう。
また、「落ちてくる石」は、大きな落石の前兆として「小石などが先に落ちてくる」ようです。
ただ、落ちてくる石を避けて走るというのは現実的に考えても難しいことですし
「路面に落ちている石に注意して走る」というのが主な意味と捉えられているのもわかります。
ちなみに「落石」とは「山やがけの上から石が落ちてくること。また、その石。」という意味のようです。
落ちてくることも落ちていることも含まれているので
やはり、両方ともに注意するべきでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
なんとも腑に落ちないような気もしますが
落ちてくる石も落ちている石もどちらも気をつけなさい、とのことです。
落ちてきたらどうしようもないことに変わりはないですね。
ちなみに過去に落石によって車に乗っていた人が死亡したことがあるそうで
安全であるべき道路の通行の安全性の確保に欠けているとして
国と県に賠償責任があると最高裁で判例があります。
ただ、いくら国や県に賠償責任があるにしろ
失われた命は戻ることはないので、気をつけて走行し何事も無いのが一番です。
「落石注意」の看板がある場所では、路面などに気をつけて走行し
雨などで落石や土砂崩れの起きやすい状況の時には通行を控えるなど
危険を予測して行動することが大切です。
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