夜間に車を運転しているとき
信号待ちで対向車がヘッドライトを消灯しているのを
見かけたことはありますか?
免許を取得するときに
特に教わった覚えはありませんが
どういった意味で消灯しているのでしょうか?
今回は、夜間の信号待ちで
ヘッドライトを消灯する意味や法律上の問題などについてまとめてみました。
Contents
信号待ちでヘッドライトを消す理由
夜間に自動車の運転をしているときに
たまに信号待ちでヘッドライトを消す人を見かけます。
免許を取り立ての頃に、それを見かけて
「教習所で習った覚えはないけど
信号待ちではヘッドライトを消灯するのがマナーなのかな?」
と疑問に思ったことがあります。
では、なぜヘッドライトを消灯する人がいるのか?
その理由を見ていきましょう!
①バッテリー等の負担を減らすため
これは年配のドライバーさんに多いです。
昔の車は性能があまり良くなかったので
アイドリング中の発電能力が低かったのです。
そのため、停車中はヘッドライトを消しておくという習慣が
現在も残ったままになってしまっているのでしょう。
もちろんですが、現在の車は
アイドリング中でも十分な発電能力があるので
停車中にヘッドライトを消す必要はありません。
ちなみにヘッドライトは点灯するときに
大きな電流、負荷がかかるので
バッテリーが弱っている時に消灯→点灯すると
点灯した瞬間にバッテリーが上がって
エンジンが止まってしまうことがあるのでご注意を!
②対向車のドライバーに対する配慮
2つ目の理由は、対向車のドライバーに対して
「眩しくないように・・・」という思いやりです。
これはとてもいい理由だとは思いますが
信号待ちで対向車が眩しいと感じるほど
ヘッドライトが上向きの状態で走行している時点で
思いやりが足りないんじゃないかなと思います(・・;)
きちんと光軸が調整してあれば
ヘッドライトが点けっぱなしでも
対向車が眩しいと感じることはありません。
ハイビームにしたままだったりすれば
もちろんめちゃくちゃ眩しいので
忘れずにロービームに切り替えておいてくださいね!
③ヘッドライトの寿命を伸ばすため
3つ目の理由は、ヘッドライトの寿命を伸ばすため!です。
先ほどのバッテリーの項目でも書きましたが
ヘッドライトは点灯する時に大きな電流、負荷がかかるので
信号待ちの度に、消灯→点灯を繰り返す方が
ヘッドライトの寿命は短くなります。
ヘッドライトの寿命のことを考えるのであれば
点けっぱなしが一番!ということです。
法律的にも消灯しないほうが良い
信号待ちでヘッドライトを消灯している理由はわかりましたが
実際に、この行為は法律上大丈夫なのか?ですが、
法律的にも厳密にはNGです。
(車両等の灯火)
第五二条 車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。
このように道路交通法においても
夜間の信号待ちでヘッドライト等の灯火類を消す行為は禁止されています。
実際にヘッドライトを消灯する人が
取り締まられている様子は見たことがありませんが
今後、厳しく取り締まりをしていく可能性もあるので注意が必要ですね。
まとめ
結果、夜間の信号待ちの際はヘッドライトを消灯しないようにしましょう!といったところですね。
「眩しいから消すべきだ!」と思う人もいるかもしれませんが
眩しいのであれば光軸を調整すべきであって
信号待ちで消灯するのをマナーにする必要はないのです。
走行中に対向車のライトが眩しい方が危ないですし
消灯して点灯し忘れたまま走っている人も見かけるので
点灯しっぱなしにした方が安全です。
最後までご覧頂きまして誠にありがとうございました<(_ _*)>
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