自動車のコーティングをするときや
コーティング剤を選ぶときに
「撥水性コーティング」とか「親水性コーティング」とか
○○性って一体なんのことだ!?
となったことはありませんか?
調べてみたら「滑水」とか「疎水」とか出てきて
おいおい、一体どれが何で何が一番いいんだよってなりますよね(笑)
今回は、○○性!のそれぞれの特徴・違い・メリット&デメリットについてご紹介させていただきます!
Contents
撥水?親水?滑水?疎水?一体どんな意味なのか
親水性とは
親水性(しんすいせい)とは、水に融解しやすい、
水に混ざりやすい性質のことをいいます。
ただし、車のコーティング剤における親水性は
水滴を作らない、弾かないという意味で使われています。
水がボディになじんで、流れていくような特性を持ったコーティングです。
ちなみにこの接触角度が5°以下になると超親水と言われる場合があります。
撥水性とは
撥水性(はっすいせい)とは、水との親和性が低い
水に混ざりにくい性質のことで、親水性とは真逆の性質です。
車のコーティング剤としての撥水性は
水を弾きコロコロと転がるように落ちていくコーティングですね。
カーコーティングでは、水滴の接触角度が90度以上のものを撥水
120度以上は強撥水、150度以上を超撥水と呼びます。
疎水性とは
疎水性(そすいせい)は、撥水性と同じ意味です。
しかし、コーティング剤における疎水性は
水滴の接触角度が60度くらいのもののことを指し
撥水のように水滴がコロコロ落ちることはなく
平たい水の塊のまま流れ落ちていくコーティングです。
滑水性とは
滑水性(かっすいせい)は、実は明確に定義されていない言葉で
カーコーティング業界で使われ始めた言葉です。
主に使われているケースを見てみると
撥水性と親水性の長所を兼ね備えた性質のことを言うみたいです。
撥水性の、コロコロとした水滴にして弾く性質と
親水性の、水が流れるように落ちていく性質の
2つを兼ね備えたのが滑水性のようです。
撥水性、親水性と比べても
最も水捌けがいい最上級のコーティング剤に
滑水性という言葉が使われているようですね。
撥水・親水・滑水のメリット&デメリット
では、それぞれの性質のメリットとデメリットに加えて
おすすめポイントについても書いていきます。
それぞれ長所があるので
自分のカーライフに合わせて選んでくださいね!
親水性のメリット&デメリット
・メリット
水が水滴にならずに流れ落ちていくので
ウォータースポット(シミ跡のようなもの)が出来にくい。
ボディに水が馴染みやすいため、水がまとまって汚れと一緒に落ちていき
日常的なお手入れがしやすいという魅力があります。
・デメリット
いくら汚れと一緒にまとまって落ちていくとは言え
少しずつ汚れが残っていって、徐々に水を弾く性質に変わっていってしまいます。
親水性コーティングだからと、お手入れをサボり続けてしまうと
汚れによるシミやイオンデポジットができる可能性があります。
撥水性(疎水性)のメリット&デメリット
・メリット
撥水性のメリットとして、一番嬉しいのは
水を弾いてコロコロと転がっていく様が、見ていて気持ちがいいということでしょうか・・・。
雨の日にドライブしているときのコロコロと流れていく水を見ていると撥水コーティングでよかったと思うことでしょう。
またコーティング剤の性質上、撥水性のコーティングは
ボディの光沢感が最もツヤがあって、綺麗に見えます。
・デメリット
水を弾く性質のため、雨が水滴となってボディの上に残ってしまいます。
その水滴がレンズの役割となって、太陽光の熱を集めてボディに跡が焼きついてしまいます(※イオンデポジット)
近年の新しい車の塗装面は進化しているため
そもそもイオンデポジットが発生しにくいようです。
ただ、もちろんですが、過信は禁物です。
滑水性のメリット&デメリット
先程も書いたとおり、滑水性という性質は明確な定義が無いので
唯一、滑水性ガラスコーティング剤を販売しているピカピカレイン様の商品の特徴を参考に書いていきます。
・メリット
水弾きが良く、さらに水の流れが良いため
まるで水が生きているかのようにコロコロと転がり落ちていきます。
ただ弾くだけでは撥水性と同じくイオンデポジットが発生してしまいますが
水が滑り落ちるような親水性の性質も兼ねているようなので
ボディに水が残りにくく、イオンデポジットが発生しにくい特徴があります。
・デメリット
商品ページにデメリットなど書いてあるはずもないので
デメリットをあげることが非常に難しいですね(^_^;)
唯一上げることがあるとすれば、他のコーティング剤に比べて
価格が高いというところでしょうか。
しかし、業者さんにコーティングしてもらうよりも
ピカピカレインの滑水性コーティング剤の方が安いので
それもデメリットとして挙げるには微妙なところですね。
まとめ
撥水、親水、滑水の特性の違いについて、知りたいことはわかりましたでしょうか?
文面だけで特徴を見ても分かりづらいと思うので
実際に、それぞれのコーティング剤を試してみているところです。
全て試し終えたら記事にする予定なので少々お待ちください。
もちろんですが、それぞれ長所がありますので
使用環境、保管環境によって自分に合うコーティング剤があります。
是非自分の愛車にぴったりのコーティング剤を見つけてくださいね!
最後までご覧頂きまして誠にありがとうございました<(_ _*)>
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