自動車の税金の使い道|一体何に使われているの?

豆知識

車を所有していると様々な場面で「税金」が発生しますよね。

一言で税金といっても、いろいろな税金があります。

 

テレビなどで「税金の使い道は無駄だらけ」とか言われると、不安になってしまいます。

 

せっかく真面目に納めているんだから、搾り取られた税金が一体何に使われているのかぐらい知っておきたい!

 

ということで、今回は気になる「車の税金の使われ方」についてご紹介します。

 

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車の税金の種類による違い

 

冒頭でも説明しましたが、車の税金にはいろいろ種類があります。

 

車を所有していると毎年発生する「自動車税」「軽自動車税」

車を購入するときに支払う「自動車取得税」

車検を受けるときに支払う「重量税」

ガソリンにかかる税金「ガソリン税(揮発油税、地方揮発油税)」「環境税」

 

税金の種類によって使い道も変わってきますので、ご注意ください。

 

自動車税の使い道

 

自動車税は、自動車を所有している方にはお馴染みの

毎年5月末に支払う税金ですね。

 

こちらは、「道府県税」に分類される「地方税」です。

特に使用用途が定められていない税金「普通税」です。

 

使用用途が定められていないとはいえ

道路整備に充てる予算としては使用されていて

その上で余った税金を他の用途に使用されているようです。

 

真偽不明ですが。

 

軽自動車税の使い道

 

軽自動車税は、自動車税と同じく毎年5月末に支払う税金です。

 

自動車税との違いは、自動車税は都道府県に納める「道府県税」なのに対して

軽自動車税は、市区町村に納める「市町村税」というところです。

 

こちらも同じく「普通税」に分類されるものです

 

自動車取得税の使い道

 

自動車取得税は、取得価額50万円以上の自動車を購入した際に課税される税金です。

 

これは「地方税」の、「道府県税」に分類されます。

自動車取得税も、元々は道路整備等に当てるための「道路特定財源」でしたが

道路特定財源制度が廃止されてからは「普通税」として取り扱われています。

 

重量税の使い道

 

重量税は国に納める税金「国税」です。

車検時に同時に支払う車両の重量に対して課される税金ですね。

 

元々は「道路に関する費用に総額を充てなければならない」とされていましたが

地方税改正後は一般財源となっています。

 

ガソリン税の使い道

 

ガソリン税は、正式には「揮発油税および地方揮発油税」というものです。

つまり、「揮発油税」と「地方揮発油税」ですね。

 

地方揮発油税は「地方」と書いてあるので、

地方税と間違われやすいですが「国税」です。

 

揮発油税は1リットルあたり48.6円

地方揮発油税は1リットルあたり5.2円

 

揮発油税は、国道や幹線道路、バイパスの建設費用に充てられますが

全額ではなく、余った税金は他の費用として充てられます。

 

地方揮発油税は、地方道路税とも呼ばれ

県道や市道など地方道路に関する費用に充てられます。

 

環境税の使い道

 

環境税はガソリンの価格に含まれる税金です。

環境負荷の抑制を目的として、環境対策に使用される「目的税」です。

 

環境性能の高いものに補助金を出したりする環境保全や

福祉事業、労働問題、税負担軽減など多目的用途で使用されるようです。

 

道路特定財源について

 

道路特定財源は、全額を道路に関する費用に充てなければならないとされた財源で

その他の用途には使用できない「目的税」と呼ばれるものです。

 

しかし、その道路特定財源は2009年に廃止されて

特に用途を指定されない一般財源へと変わりました。

 

一般財源へ切り変わったことによって

自動車ユーザーの税負担がただただ重いだけになりましたが

道路に充てる税金自体は必要なので無くすことはできそうにないですね。

 

ただ、自動車取得税など

消費税10%のタイミングで廃止が予定されている税金もあります。

 

まとめ

 

税金が高いな、と思うこともありますが

やはり道路整備などをしてもらう費用は、

自動車ユーザーである私たちが負担すべきものです。

 

きっと税金の無駄遣いなんてされていないはず、と

心地よく車を運転できる道路を管理してくれていると信じて

これからも真面目に納めていきましょう。

 

税金についてもっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ

→自動車に関わる税金の種類、支払時期|今更聞けない納税に関するあれこれ

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