BMWのシリーズ・グレードの見分け方|車種名の数字・アルファベットの意味・命名方法

豆知識

ドイツを代表する自動車メーカーのひとつ「BMW」

日本国内シェアでも、メルセデス・ベンツやVW(フォルクスワーゲン)に続いて3位となっています。

 

BMWの車種名は数字をアルファベットからなっており

118iや320dなど、日本車のネーミングに慣れているとよくわかりませんよね;

 

今回は、BMWのシリーズをランク(価格・グレード)順にご紹介させていただきます。

 

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BMWの車種名の数字の意味

BMWの車種名の数字の最初の部分は、シリーズの数字になっています。

118iなら1シリーズ、320dなら3シリーズという具合です。

 

シリーズの数字は1~8まであり、基本的には大きい数字の車の方が上のシリーズとなっていて

 

1シリーズは、コンパクトハッチバック

3,5,7シリーズは、セダン

2,4,6,8シリーズは、クーペ・カブリオレ

がラインナップされています。

 

もちろんグレードによってひとつ上のシリーズより価格が高いものもあるので

一概に数字順に高価な車であるとは言い切れません。

 

そして、そのあとに続く数字は排気量を表していたものです。

118iなら18なので、1,800㏄?

ということになりますが、実際の排気量は1,499㏄です。

 

もともとは排気量を表していたものだったようですが

最近のラインナップを見る限り、近い数字ではありますが

一致する排気量でないことがほとんどです。

 

おそらく歴代のグレードの数字より小さい数字を付けると

下位モデルだと思われてしまうかも?と配慮したのではないかと思いますが、

それが車種名を見た時の謎をより深めてしまっています。

 

BMWの車種名のアルファベットの意味

BMWの車種名には、118iのように後ろにアルファベットがつくものと

M4のように数字の前にアルファベットがつくものがあります。

この位置によっても意味が変わってくるので注意が必要です。

 

車種名の後ろにアルファベットがつくもの

「i」・・・injectionの頭文字で燃料噴射装置、ガソリンインジェクションのことです。

つまり「i」がつく車種はガソリン車ということになります。

118iなどはこれに該当しますね。

 

「d」・・・dieselの頭文字でディーゼル仕様の車のことです。

ディーゼルエンジン搭載なので、軽油で走行する車種です。

320dなどが該当します。

 

「e」・・・電気自動車などを表すelectric carの頭文字です。

しかし、今のところ「e」のつく車種に完全な電気自動車は存在せず、

プラグインハイブリッド車(ガソリン+電気)に付けられているアルファベットです。

 

「x」・・・「xDrive」というBMW独自の4輪駆動システムの頭文字です。

225xeのように車種名につく場合や、X5 xDrive40eのように別添えでxDriveとつけられる場合もあります。

 

「SE」・・・Special Editionの略称で、特別仕様車につけられます。

 

車種名の最初にアルファベットがつくもの

先頭にアルファベットが付く場合は基本的に大文字がつきます。

 

「X」・・・BMWのSUVに付けられる文字で、4輪駆動を表す「xDrive」から来ているとする説や

オフロードの走破性能の高い車「クロスカントリー」から「X(クロス)」と付けられているとする説があります。

 

「Z」・・・Zukunft(ツークンフト)の頭文字で、ドイツ語で「未来」を表す言葉です。

2シーターオープンカー、ロードスターモデルにこの「Z」がつけられます。

 

「M」・・・BMWのモータースポーツカー、チューニングパーツ制作を担当するBMW M社の技術が投入された最高峰モデルに冠されるアルファベットです。

Mの後ろにつく数字はモデルとなったシリーズを表しており、値段は通常モデルの2~3倍にまでなります。

 

「i」・・・innovation(革新)の頭文字です。

後ろにつく場合はinjectionでガソリン車を表していましたが

前につく場合には電気自動車、ハイブリッド車になります。

i3が電気自動車、i8がハイブリッドスポーツカーなので、明確にどちらという区分はないようです。

 

関連する記事はこちら↓

メルセデス・ベンツのクラス名、アルファベットの意味

 

まとめ

ベンツやBMWなど、ドイツの車を見ていると

他メーカーの車の名前ってわかりやすいなぁって思いますね(笑)

 

最後までご覧いただきまして誠にありがとうございますm(__)m

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