セルモーターって何?どんな仕組みなの?|2種類の方式が存在する!

部品・パーツ

セルモーターは、自動車には欠かせないエンジン始動のための重要な部品です。

セルスターターやスターターモーターなどと呼ばれる場合もあります。

 

今回はセルモーターの仕組みについて

少し解説していこうと思います。

 

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セルモーターとは?

引用:https://ja.wikipedia.org/

 

セルモーターとは、バッテリーの電力を使用して

電動でクランクシャフトを回転させることで

エンジンで最初の爆発を起こすパーツです。

 

キーを回したり、エンジンスタートボタンを押すことで

マグネットスイッチに電流が流れ、

ピニオンギアが動いてフライホイールと噛み合います。

 

そして、モーターが回りフライホイールが回り、

クランクシャフトが回転し、エンジンが動き始めます。

 

上の画像で示すと、画像の上側にある小さい円柱に

マグネットスイッチが入っています。

大きい円柱にはモーターがあります。

 

以上がセルモーターの主な仕組みです。

 

セルモーターには2種類の方式がある

上で紹介した仕組みが主な仕組みではありますが

その上で2種類、細かく言うと3種類の方式があります。

 

ピニオン摺動式

これは先ほど解説した仕組みと全く同じものです。

 

「直結式」とも言い、ピニオンギアとフライホイールが

直結で繋がっている方式で、

主にトルクの小さい自動車や、

バイクなどに使用されている方式です。

 

モーターの回転をそのまま動力として伝えて

フライホイールを動かしています。

 

レブリダクション式

 

この方式は、モーターの回転をピニオンギアに

直接伝えるのではなく、アイドルギア、

プラネタリギア等を介してトルクを増大させてから

フライホイールに動力を伝えます。

 

モーターを小型化することが出来るため

軽量化することが出来ていますが、

製造のコストが高く、構造が複雑になっています。

 

アイドルギアを用いている方式は「リダクション式」

プラネタリギアを用いている方式は「プラネタリ式」

と呼ばれる場合があります。

 

トラックなどの高いトルクを必要とする車や

ディーゼル車、AT車などに用いられる方式です。

 

最近ではクリーンディーゼル車やAT車が

一般的になっていますので

多くの場合は、レブリダクション式が採用されています。

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