万が一の事故の際には、自動車保険を使って修理!
と、すぐに決めてしまいがちですが
本当にそれでおトクなのでしょうか?
今回は、事故を起こして車両が故障してしまった場合に
自動車保険を使って直したことで上がった保険料と
自腹で修理した場合の比較をして
どれくらいの事故であれば自腹で修理するべきなのかを見ていきたいと思います。
Contents
保険を使うと保険料が上がる|等級制度とは?
交通事故によって車両を修理しなければならなくなったときに
自動車保険を使用することで修理費用などを補償してもらうことができます。
しかし、自動車保険を使用して補償してもらった場合
翌年から等級が下がり、保険料が上がってしまいます。
主に自分の不注意などによって起きた事故の場合は3等級DOWN
自然災害などの仕方なく起きた事故の場合は1等級DOWN
このように事故の度合いによって変わります。
これについて詳しく書いた記事はこちら↓
さて、ここからが本題です。
自動車保険を使う?自腹で直す?どっちがおトク?
自動車保険で補償してもらうか、自腹で修理費用を払うか
その判断をするには、保険料がどれくらいあがるのか?
修理にどれくらいの費用がかかるのか?
この2つを比較する必要がありますね。
1つ例として、20等級で年間保険料3万円の人が
3等級ダウンの事故を起こした場合で計算してみましょう。
等級 | 保険料 | 増加保険料 | |
1年後 | 事故アリ17等級 | 50,000円 | 20,000円 |
2年後 | 事故アリ18等級 | 49,000円 | 19,000円 |
3年後 | 事故アリ19等級 | 47,000円 | 17,000円 |
4年後~ | 無事故20等級 | 30,000円 | ±0円 |
と、このように合計で56,000円保険料が上がります。
つまり20等級で年間保険料3万円の人が3等級ダウンの事故を起こした場合
車両の修理費用が56,000円を下回るのであれば
自腹で修理したほうがおトク!という訳です。
年間保険料は等級ごとの割引率で決まるので
現在の年間保険料に決まった倍率を掛ければ
ある程度の目安を算出することができるということです。
車両保険を使うと上がる保険料の合計を算出する表
あくまでも目安ではありますが
現在の年間保険料に対して以下の表にある数字を掛けると
これから保険料が元に戻るまでに余分にかかる保険料がわかります。
修理にかかる費用がそれを超える場合には
車両保険を使うなど、ひとつの目安として活用してください。
等級 | 3等級ダウン | 1等級ダウン |
20 | 1.87 | 0.57 |
19 | 1.13 | 0.33 |
18 | 1.20 | 0.35 |
17 | 1.26 | 0.36 |
16 | 1.32 | 0.40 |
15 | 1.35 | 0.41 |
14 | 1.38 | 0.42 |
等級 | 3等級ダウン | 1等級ダウン |
13 | 1.41 | 0.43 |
12 | 1.42 | 0.44 |
11 | 1.41 | 0.45 |
10 | 1.31 | 0.42 |
9 | 1.21 | 0.39 |
8 | 1.13 | 0.33 |
7 | 0.80 | 0.16 |
6 | 0.66 | 0.07 |
例えば、現在13等級で年間保険料が10万円の人が
3等級ダウンの事故を起こしてしまった場合は
「10万円 × 1.41 = 141,000円」
つまり141,000円以下の金額で修理できるなら
車両保険を使用せずに自腹で修理したほうが
最終的な合計金額は安く済むといった具合です。
もちろん細かい金額までは合っていませんし
保険会社によっても倍率は変わってきます。
何度も言いますが、あくまでも目安として活用ください。
保険料を安く抑えるためにできること
実は、自動車保険は等級が同じだとしても
保険会社によって保険料が変わってきます。
同じ車種でほぼ同じ条件でも
保険会社Aでは年間130,000円、保険会社Bでは年間70,000円
と、年間50,000円も変わってくることがあります。
どれくらい保険料が変わるか知りたい!
そんな方には、自動車保険の一括見積もりサービスがオススメです。
もちろん、必ずしも保険料が安くなるとは限りませんが
無料で利用することができて
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保険料でお悩みなら、一度利用してみてはどうでしょうか?
まとめ
車両保険を使うべきか悩んでいた方は、無事解決できましたか?
オマケ程度ではありますが
自動車保険を安上がりにする方法も付け加えてみましたが
少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
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