万が一のために自動車保険に入ったけど
未だに交通事故を起こしたことがない、なんていう
優良なドライバーさんも少なからずいるでしょう。
また、事故を起こしたことがある人でも
自動車保険の等級が下がるとどれくらい金額が変わり
どれほどの期間その影響が出るのか
知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、事故を起こしてしまった後
自動車保険の等級が下がる期間についてご説明させていただきます。
Contents
事故を起こすと自動車保険の等級はどれくらい下がるの?
交通事故に遭って自動車保険を使わなければならなくなった時
どれくらい等級が下がってしまうのでしょうか。
そして、等級が下がった際の影響はどれほどなのか。
もちろん、事故の度合いによって変わってきますので
さっそく見ていきましょう!
3等級下がる事故のケース
「車をぶつけて歩行者に怪我をさせてしまった」
「車同士で衝突してしまった」
「電柱や壁などに車をぶつけてしまった」
などの主に自分の運転中の不注意が原因の交通事故で
自動車保険を使用した場合、3等級下がってしまいます。
事故のあった年の翌年から3等級下がります。
現在20等級の場合、翌年17等級になります。
そして、3年間の事故アリ期間が付きます。
等級による保険料の割引率は保険会社によって多少変わりますが
「無事故20等級→事故アリ17等級」へ下がると
「63%→38%」と25%も変わってきます。
保険料にすると、年間10万円の保険料を支払っていた場合
翌年の保険料は、年間16万8000円になってしまいます。
1等級下がる事故のケース
「台風や洪水などの自然災害のよる被害」
「車両が盗難されてしまった」
「誰かのいたずらで傷をつけられてしまった」
などの仕方なく起こってしまった、どうしようもないことで
車両保険を使った場合、1等級下がってしまいます。
事故のあった年の翌年から1等級下がります。
現在20等級の場合、翌年19等級になります。
そして、1年間の事故アリ期間が付きます。
「無事故20等級→事故アリ19等級」へ下がると
「63%→42%」と21%も変わってきます。
保険料にすると、年間10万円の保険料を支払っていた場合
翌年の保険料は、年間15万7000円になってしまいます。
ノーカウント事故のケース
ノーカウント事故とは、車両保険とはほとんど関わりのない事故のことです。
「人身傷害保険、搭乗者傷害保険によって保険金が支払われた」
「弁護士費用特約を使用した」
「原付事故の際にファミリーバイク特約を使用した」
など、車両保険を使用せずに特約などを使用した場合
等級は下がることなく変わらず使用することができます。
なので、このような場合には
しっかりと使っていったほうがおトクです。
適用条件を覚えておいて、該当する場合は
積極的に使っていきましょう!
事故によって下がった等級が元に戻るまでどれくらいの期間がかかるのか
万が一、交通事故を起こしてしまって
車両保険を使って愛車を直した場合
等級が下がって事故アリ判定(事故有係数)が付き
毎月の保険料が上がってしまいます。
しかし、下がった等級は下がったままではありません。
いずれ元に戻りますが、実際に元に戻るまでの期間を見ていきましょう。
3等級下がった場合
自動車保険の等級は、無事故で過ごしていれば
1年に1等級ずつ上がって行きます。
元の等級が20等級だった場合、
3等級ダウンの事故を起こしてしまうと
翌年が事故アリ17等級、その翌年が事故アリ18等級…。
と、このように事故の翌年から等級が下がり
そこから1年ごとに1つずつ等級が上がって行きます。
また、3等級ダウンの事故の場合は、
事故アリの期間が3年間付いてしまいます。
なので、元の等級に戻るまでの期間は
事故を起こしてしまった年の翌年から3年間です。
4年目には、元の無事故20等級に戻ります。
1等級下がった場合
これも元の等級は20等級として見てみましょう。
1等級ダウンの事故を起こしてしまった場合
翌年が事故アリ19等級、その翌年には無事故20等級になります。
1等級ダウンの事故の場合は
事故アリの期間も1年間付いてしまいます。
なので、元の等級に戻るまでの期間は
事故を起こしてしまった年の翌年1年間です。
事故から2年目には、元の無事故20等級に戻ります。
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まとめ
事故は無いに越したことはないですが
どれだけ安全運転を心がけていたとしても
避けられないこともありますよね。
いざという時のためにも、
保険に関する知識は付けておいて損はないです。
せっかく入ってる自動車保険なので
お得にしっかり使っていきましょう!
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
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