2019年3月8日、自動運転対応の自動車の
公道での使用を可能にするために
道路交通法と道路輸送車両法の改正案が閣議決定されました。
せっかく自動運転の技術が盛り込まれた自動車を使うなら
スマホなどで簡単な調べ物をしたり
テレビやDVD、本を見たり、有効活用したいですよね。
そのための改正案ではありますが
今回の自動運転に関わる法改正では
何がOKで何がNGなのか見ていきたいと思います。
自動運転なら「運転しながらスマホ」はOK?
今回の改正案で対象となった自動運転は
自動運転レベル3が対象となっています。
自動運転レベル3とは、
「全ての運転を自動で行うが、緊急時は運転手が操作する」というものです。
表題の「運転しながらスマホ」については
緊急時の操作が可能であることを前提としてOKとなっています。
例としていくつか挙げられているものはこちらです。
緊急時に操作できることが 前提として可能 |
・スマホ、携帯電話で電話やメール ・カーナビなどでTVなどを見る |
明確に禁止されていないが 事故の際、安全運転義務違反に 問われる可能性 |
・食事 ・パソコン作業 |
例外なく禁止 |
・睡眠 ・飲酒 |
緊急時に手動で自動車の操作が行える
比較的注意力を必要としない行為は容認されることになります。
しかし、もちろんですが
手動操作をしなければならないタイミングで
操作を怠った場合は、安全運転義務違反となります。
また、事故が起きてしまった場合
運転手の操作ミスが原因か、システムの不具合が原因か調べて
その責任の決め方、保険の適用方法など
他にも多くの課題が残されています。
まだルールとしては曖昧になっており
このままでは問題がありそうな気がしますね。
政府の予定としては、2020年を目処として
自動運転レベル3の自動車の実用化を目指しているそうです。
まだまだ問題がたくさんあるとは言え
自動運転技術の進歩に日本がついていくための
大切な一歩を踏み出すことが出来たと言えるでしょう。
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