前向き駐車ってどっち向きが正解?|正しい向きと前向き駐車をする理由、メリット&デメリット

用語

コンビニなどの駐車場でよく見かける「前向き駐車」の看板。

 

どっち向きが正しいんだろう?と思って周りの車を見てみると

みんなバラバラの向きに駐車していたりして

本当はどっち向きが正しいかがわからないままの方も多いでしょう。

 

今回は、正しい前向き駐車の仕方や前向き駐車をする意味、

そのメリットやデメリットについてご紹介します。

 

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前向き駐車とは

前向き駐車とは、画像のように駐車枠に向かって前進して駐車することです。

 

バックで駐車することが一般的な日本では

前向き駐車してほしい場所では、看板で注意書きしてあることが多いです。

 

「前向き」と言われると、通路に対して前向きなのか

壁に対して前向きなのか分かりづらいですが

「前向きに進んで駐車する」と読み替えればわかりやすいです。

 

前向き駐車をする意味・理由

さて、前向き駐車の正しい向きについてわかっていただけたかと思います。

 

しかし、「なぜ前向き駐車なのか?」という疑問が出る方もいるかもしれないので

前向き駐車をする理由について、メリットとデメリットを挙げて説明したいと思います。

 

前向き駐車のメリット

 

・近隣への排気ガス問題

駐車場の周りが住宅地である場合

バックして駐車する「後ろ向き駐車」をすると

排気ガスが出るマフラーが住宅の方へ向いてしまいます。

 

排気ガスは健康にも害を及ぼしますし

部屋や洗濯物に臭いが染み付いてしまいます。

 

それを防ぐために、コンビニやファミレスなどでは

「前向き駐車」という看板を設置して

近隣住民に迷惑がかからないように注意書きしているのです。

 

・盗難対策としても有効

実は前向き駐車は、盗難対策としての効果があります。

 

その理由として、前向き駐車されている車を盗むと

バックで出てから逃走しなければならず

犯行から逃走まで時間がかかってしまうためです。

 

そのため、窃盗団からしても標的にしずらく

標的にされたとしても逮捕率が高いとされています。

 

この理由が海外で前向き駐車が一般的な理由だそうです。

 

前向き駐車のデメリット

 

・駐車場をバックで出ることになる

前向きに駐車するんですから

後ろ向きに駐車場を出るのは当たり前ですが

前進して出るのに比べると

バックで駐車場から出るのは少々難易度が高いです。

 

駐車場が満車状態の場合、見通しが悪くなりますし

さらに狭い駐車場だと事故を起こしてしまう確率は高いです。

 

しっかり注意して出れば問題ないですが

初心者ドライバーさんはより一層注意して出るようにしましょう。

 

・ヘッドライトが当たる

店舗などに向かって前向き駐車をすると

店舗に入ろうと壁側を歩いている人に

ヘッドライトが当たって眩(まぶ)しいというものです。

 

この理由から、ライトが当たらないように後ろ向き駐車するべきだ

という声も多々上がっているようです。

 

しかし、きちんと光軸が合わせてあって

無駄にハイビームにでもしていない限りは

迷惑になるほど眩しいということはないでしょう。

 

・車高を下げている人は注意!

車をノーマルの状態で乗っている人は大丈夫ですが

車高を下げるなどしたカスタムカーに乗っている方は

注意して前向き駐車しないとフロントバンパーを割ってしまいます。

 

車はリアよりもフロントの方が下がっているものが多いため

後ろ向き駐車であれば、大丈夫な車でも

前向き駐車をすると輪止めに当たってしまう場合があります。

 

輪止めの高さは大体90~150mm程度なので

車検適応の車両でも輪止めでバンパーを割ってしまうこともあるので

輪止めのある駐車場で前向き駐車する場合は十分注意してくださいね。

 

人生も駐車も前向きに!

デメリットに挙げたものに関しては

ドライバーがしっかり注意していれば防げるものです。

 

前向き駐車をするとき、駐車場から出るときには

十分周りに注意して出庫するようにして

ヘッドライトが眩しすぎないように

日頃からメンテナンスを行い、

ハイビームを乱用しないようにする。

 

それだけで「近隣住民への迷惑防止」と「盗難対策」まで出来てしまいますから

是非、これからは「前向き駐車」をするように

前向きに検討してください(´∀`)

 

稀に「前向き駐車ご遠慮ください」なんていう紛らわしい看板もあるのでご注意を!

では、これからも楽しいカーライフを!

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